【円空逸話其之四】
作業中は無口だった円空さん。
(関市)
関市では、円空さんが大蛇退治のために弁財天を、カラス天狗退治のためにカラスに似た2体の天狗像を彫ったと伝わっています。いずれも地元の寺に滞在して仏像を彫っていた円空さんに村人が依頼したものすが、仏像を彫っている最中の円空さんはとても無口で、どんな人が来ても話し相手にはならなかったそうです。依頼に来た村人はあきらめて帰っていったそうですが、円空さんはちゃんと話を聞いていて、その後村人の願いをしっかりかなえてくれたそうです。