【円空逸話其之八】
抱えて泳ぐと泳ぎが上手くなる?
(養老町)
養老町の有尾八幡神社の円空仏は、元禄の出水時にこの地に流れ着いたといわれ、「なたぼくさん」の名で親しまれています。なたぼくさんにお参りすると乳の出がよくなる、裏川で抱えて泳ぐと泳ぎが上手くなるといわれ、特に「おこり」と呼ばれる子供に多く見られる熱病にかかると、人々は草履履きでお参りした後、草履を脱いで後ずさりで帰ると病気が速やかに全快したといいます。